先日、三重県にある宮川水系でアマゴ釣りに行ってきました。
夜明けも早くなったので、目覚ましをAM3:00にセット。
「おい、今日釣りに行くんちゃうん?」
AM5:30、父に起こされました…すっかり寝坊!
前日に荷物を車に積んでいたので、起床後5分で出発。
目覚めてすぐの運転は危険です。頭が起きていませんので注意して下さい。危なかった…
AM7:30 宮川に到着
すでに先行者が!
荷物を準備していると、先方から話しかけてくれました。
「釣りですか?」
「どこから始めますか?」
そうですね。基本ですね。
人見知りの僕は恥ずかしがって話しかけるのを悩んでいましたが、向こうから来てくれました。ありがとう!
「川下をやろうかと思っています」
と遠慮気味に答えました。
基本的に、渓流釣りは遡上するものです。「釣り上がる」と言うそうです。
何でか?教えてもらったことはありません(‘ω’)
僕が考察すると、こんな感じです。
・川の奥に行けば行くほど、釣り荒らされていない確率があがるから
・帰り道が下りになるので楽だから
・魚は上流を向いて泳いでいるので、川上からだと魚の視界に入って警戒される → 釣れにくくなるから
まあ、正解でしょう。他にも理由があると思いますが、誰か教えてください!
先に到着していた人が優先です
僕の方が後から来たので、先に来た人が有利な場所で釣りして下さい。
こんな気持ちで「川下」と答えたわけですが、意外な答えが返ってきました。
「この奥に滝があるでしょ?釣り上がっていくと、その滝から上流には登れないよね?だから登山道をしばらく歩いて滝を越えてから釣りをしようと思っているんです」
「その滝も、泳げば上流に行けるけどね(まだ寒いから無理だよ)」
ガチの渓流釣りの人でした。
よくよく装備を見ると、ヘルメットはしてるわ、ザイル(登山用ロープ)を持っているわ、でかいバックパックを持っているわで、超本格的!
僕もいずれはと思っている道具を完全装備されていました。うらやましい…
ということで、お互いに釣り場所が被らないことを確認し、この方は山奥に消えていきました。
気になったのは、クマよけの鈴を持っていたこと。この山、もしかして出る?
いざ実釣へ!の前に装備の確認
今回の装備はこんな感じです。
服装
・帽子(落石防止)
・サングラス
・水陸両用ブーツ
・水着
・Tシャツ
普通はウェーダー(長靴付き長ズボンみたいなやつ)を履きますが、もう暑いので。
暑くなったら水着一択です!
ただし、虫やら擦り傷やらを防ぐためにスパッツ着用したほうがいいですよ。
それに険しい道を歩くことになるので、サポートタイプがお勧めです。
防水リュックの中身
・おやつ(非常食的にチョコレート・ナッツ系)
・カップラーメンとおにぎり二つ、飲み物1L
・レインウェア
・長袖シャツ(防寒用)
・ガスカートリッジ& ガスバーナー&鍋(蓋つき)
渓流釣りでは雨はウエルカム!釣れるから!
なので、雨でもOKな装備が必要です。
とりあえず100均のカッパでもいいと思います。浸みるけど。慣れてきたら高いカッパ買いましょう。
ゴアテックスとかいいと思いますよ。僕のは1万くらいのレインウェアですが、以前使っていた3千円のカッパと雲泥の差。
数千円のカッパは30分持たないと思ってください。
また、カップラーメンは必需品ですね。
カップラーメンを食べに釣りに行ってるのかもしれません。
いずれにせよ、楽しみは多い方がいいです!だって楽しいし!
水は川の水を汲んで使います。沸騰すれば滅菌できるから大丈夫です。
釣り道具
・5.4mの延べ竿(小継というやつです。伸ばせば長くなる竿)
・ガン玉セット(重りです)
・釣り針8号
・目印2色(オレンジと黄色)
・道糸用ハリス(0.8号)
・仕掛用ハリス(0.6号)
・マルチツール(ハサミ代わり)
・モバイルロッド&リール
・ルアー&スプーン
・折り畳み式のタモ網(玉網)
・ビク(魚籠。腰に巻くタイプ)
・ナイフ
・仕掛収納ケース(発泡スチロールの板に巻いてます)
まあまあ盛沢山な装備ですね。
小物は全てウェストポーチ(にするとダサいので斜めにかけてますw)に収納しています。
餌釣りの道具に限るとこんなもんです。
ルアー釣りもしたくてロッド&リール&ルアーも持ち歩いちゃってるんですが、それを止めればちっちゃなポーチだけで十分です。
いざ実釣!
先行者がはるか上流から釣りをスタートするということで、川下と答えておきながらも本能の赴くままに川上に釣り上がりました。
初めは全く釣れませんでした。
恐らく昨日だろうという新しい足跡が気にはなる…
そこで、僕が立てた戦略はこうです。
前日、釣りした人がいて、魚がスレてしまっている。
→前日の釣り人が避けた場所(竿抜け)を重点的にやる!
この渓流釣りって、警戒心の高いアマゴを相手にしますので、前日・前々日に釣り人がいたかどうかでも釣果が変わってきます。
それに先行者が魚を釣り上げてしまうと、そこには魚がいませんので数日経たないと釣れなくなってしまいます。
そこで、まだ荒らされていないだろうというポイントを攻めたわけです。
例えば、
・木が覆いかぶさって釣りをし難い場所
・浅くて釣りを避けそうな場所
・ポイントが小さすぎる場所
・狭い、水量の少ない支流
このような所は、一般的に避けられやすいので、実は穴場なんです。
まあ、木が覆いかぶさっているところは技量が必要ですので避けた方が無難ですが。
見事に戦略的中!
尺ですよ!尺!尺アマゴ!
と言ってもメジャーで測っていませんが。
これは誰も入っていないだろうと思われる支流で釣ったアマゴです。
正直、過去最高にデカいです!嬉しかった~
ちなみに、こいつを釣る前に同じくらいのサイズも掛かったのですが、無理やり水から引き抜こうとしたら糸が切れてしまいました…
タモは必要ですよ!
そして今回の釣果はこんな感じ
・持ち帰り・・・18匹
・リリース・・・8匹
・キャッチし損ね・・・5匹
持ち帰る時は、内臓とエラは川で処理しました。その方が持ちがいいので。
帰宅後、美味しくいただきました!
両面と内臓部分に塩を振ります。そして食べない分はジップロックに入れて冷凍。
写真は、今回食べた分です。
我が家の基本は七輪です。
日が強すぎたので外側に並べています。魚は遠赤外線でじっくり焼いた方が旨い!