先行者優先
これ、最近まで知らなかったんですよね(;^_^A
なんせ人と遭遇しないような場所で釣りを覚えたんで。。。
先行者優先とは、先に釣り場(川)に入った人に釣りの優先権があるというものらしいです。
そして、この人を無断で追い抜いてはダメ。
渓流釣りの基本は、下流から上流に登りながら釣り進めていくことです。
ですので、釣り人は一方方向に進むわけです。
釣り人が通った後は魚がいない。
そんなことは無いんです。
でも当然、釣られると数は減ります。
また、警戒心が高まって釣りにくくなります(アマゴやヤマメは顕著)。
先行者がいた場合
直ぐ近くに先行者がいる場合、その場所付近で釣るのは諦めましょう。
先行者がいた場合の方法は3つ。
1つ目は、挨拶して許可を得てから前を進む。
先行者優先のマナー実践ですね。
ついでに釣果や使っているエサを教えてもらうなど、情報収集しちゃいましょう。
2つ目。川から上がって何キロも先まで移動しましょう。
大抵は先行者の車が傍にあるはずですので、川に下りる前に気づくと思います。
何キロかと聞かれると難しいんですよね。
なんせ最近知ったマナーなので。。。
ということで私見ですが、急流なら1km。緩やかな川なら3km移動しましょう(もちろん車で)。
なぜ距離が違うかというと、急流だと遡上が難しくて諦める可能性もありますし、釣りポイントも多くて遡上に時間がかかるからです。
緩やかな川は、釣りポイントが無くひたすら歩く時間も出てきますので、短時間で長距離を移動してしまうからです。
これだけ離れればどうでしょうか?
「申し訳ないですが、先行者の方は私の車を目印に川から上がって別の場所に向かってください。」
というスタンスです。どうでしょうか。
3つ目。別の川に向かいましょう。
正確に言うと、別の支流に向かいましょう。
川って、思っている以上に枝分かれしているんです。
だから支流がいっぱい。
先行者がいることに直ぐに気付くことができれば、車に戻って移動すればいいです。
でも、相当進んでいたら車まで戻りますか?
いえいえ、相当進むまでにいくつか支流に出会っているはずです。
そちらに方向転換をしましょう。
お二人ともが選ばなかった支流、つまり、人が入りにくい川です。
思わぬ釣果が得られることが多いですよ。
我が家のルール(マナー違反。でも仲間内ではOK!)
父親と弟と3人で釣りに行くこともあるのですけど、みんな先頭に行きたがりますね。
だって釣れるから(笑)
いつも僕と弟が先頭の取り合いで、良型、大型が釣れそうな場所を重点的に釣り進みます。
僕が先頭で釣りをしていると、弟は待つはずがありません。
僕が釣っている場所を荒らさないように配慮しながら通り過ぎていきます。
そして、父親は2人がやらなかった場所を丁寧に拾っていくのが我が家のパターン。
それでも、父親は結構釣っていましたけどね。
ということで我が家のルールは
荒らさないように遠巻きに越える
荒らす可能性があるなら待つ
この2つのみでした。グループでの釣行はこのルールを採用してくださいね。
川は危険だらけ
釣りに行くのをやめる
「大物釣れた!」「大漁だ!」
こんな話を聞いたら行きたくてしょうがないです。
でもね、大雨の日は止めときましょ。中止。
増水だけでなく、土砂崩れが起こるかもしれません。
釣りは問題なくても通行止めになって帰れなくなるかも。
(僕は大雨による土砂崩れのせいで十津川村に閉じ込められたことがあります)
クマ、スズメバチ、毒蛇、蛭(ヒル)etc…
先に断っておきますが、僕はどれにもやられたことはありません。
釣りをする場所次第ということもありますが、気を付けるに越したことはありません。
出典:http://photozou.jp/photo/show/2575792/236603613
クマ、僕が釣りするエリアでは聞いたことがありませんが、地域によっては出ますよね?
クマよけの鈴を付けながらの釣りは魚が釣れなくなる可能性が高そうなのでお勧めしませんが、クマの出没情報は収集しておいた方が良さそうですね。
スズメバチ、どでかい巣が進行の邪魔をしていたことが何度かあります。
それ以上の遡行は諦めましたよ。。。
蛇は頭が三角形の奴は気を付けましょう。
マムシの特徴です。
ちなみに、蛇は川を泳ぎます。
僕は蛭の被害にはあったことがないんですが、一緒に釣りをした人で蛭嫌いの人がいました。
数分ごとに足裏をチェックして蛭がついていないかを見ていました。
ビニール性のカッパやウェーダーは張り付きやすいらしく、足下から首まではい上がるのに1分程度という文献もあります。
血が大量に出るそうです。
痒みや腫れを伴い、完治に数か月以上かかることもあるそうです。
勇気ある撤退を
わざわざ時間もお金もかけて来たものの大雨に変わってしまった。
増水していて釣りにならない、ということも頻繁にある話です。
また、体調が悪い、ケガをした、といった自分の体との相談も必要です。
他にも、渓流を遡上している最中にこれ以上進めないと感じた場合も諦めましょう。
知識・技術があれば挑戦してもいいかもしれません。
遠巻きすれば行けるかも。
ただし、危険度は増すわけです。
こういったアウトドアを長年経験している方に話を伺ってみてください。
死にそうになった経験が大なり小なり聞けると思います。
死にそうな経験って、そのうちの何%かは死にますからね?
自然は死と隣り合わせということを頭に入れておいてください。
ちなみに、最近放送された「しくじり先生」という番組でマラソン選手の瀬古利彦さんが出演されていました。
彼の恩師で所属する実業団監督の中村さんという方、趣味の渓流釣りの最中に亡くなったとおっしゃっていました。
皆さん、気を付けてください。