初めて見つけた時は「ダイソー、釣りなめすぎやで!!」って思いました。100円の釣り竿セット。見た目からして使い物にならないイメージ。ゴミ。ゴミを100円で買うアホな日本人…
って思っていました。しかし、ある日、弟のナオクンとイワナ釣りに源流へいったのですが…
もしかして、それって100均の竿?
これでイワナ釣れたら熱くない?
100均の釣り竿で魚を釣る動画は多少あるようですが、釣ったとしても雑魚。確かに、これでイワナ釣ったら面白いかもねってことで、ナオクンが実際に使ってみました!
↓↓youtube動画はこちらです↓↓
100均竿のスペック
セリア、ダイソーで存在を確認済みです。あんまり仕様は変わらないようです(セリアの竿は少し短い)。
- 先端は特に細くない2ピース竿
- 竿先に結ぶだけの仕掛け(針、オモリ、ウキ)
竿は全長2メートル。全然しなりませんw
仕掛けは全てくっついた状態で仕掛け巻に巻かれていました。全長3メートルくらいかな?
針はチヌでも釣るのか?っていうくらい太い…
オモリはなぜが遊動式だったようで、ナオクンは糸を結んでおもりが移動しないようにしてました。
ウキはお菓子のおまけみたいw。
全体的に「しょぼい」ですが、100円ならこんなもんでしょう。
今回の実釣フィールド
奈良県のとある源流域です。イワナばかりのエリアです。二人ともルアーフィッシングでしたが、100均竿を使いたいということで弟は1時間くらい餌釣りで挑戦。
季節は5月。若干の雨ということで基本的には釣れやすい日です(実際にルアーで結構釣っています)。
狙いはイワナ。アブラハヤであれば僕らブラザーは100%釣れる自信はありますが、釣るのが難しいとされるイワナ狙いです。
エサは川の虫です。今回は「ヒラタ」というカゲロウの幼虫を使っています。
実釣
ナオクンはキャスティングに苦労していたようです。
まあそうなりますよね。しならない竿、竿より長いウキ付きの仕掛け。そりゃしんどいですw しかも仕掛けと竿を合わせて全長5m、めちゃめちゃ近づかないとポイントに仕掛けを入れられない。今回の沢、普通だったら全長4.5mくらいの長さの竿が適当という感じですからね。
また、ウキは倒れるタイプの様で、キャストした瞬間に水に「バシャッ」となります。魚にプレッシャー与えてそうです…
しかし、釣り歴30年の彼はそんなハンデは物ともせず、キャスティングを上達させていきました。おそらく100均竿の名手、世界一上手な男になれたのだと思います。
ナオクンは流れ込み、「白い泡」を狙ってキャストしていましたが、ウキのプレッシャーを和らげるという理由があります。魚の警戒網をかいくぐるための工夫です。そのため、流れが緩やかなポイントは鼻から釣れないと考えて捨てていたのかもしれないです。
また、ナオクンは岩陰に隠れたり、しゃがんだりして水から自分が見えないように工夫していました。
渓流釣りでアマゴやイワナを狙うなら、こうした積み重ねが大事なんですね。
そして、ついに念願の「浮き沈み!!」特に流れに吸い込まれるようなところではない場所で、ウキが水中に沈みました。
ナオクン、良かったねw
その後に一匹を追加し、ダイソー100均竿は終了。
↓↓youtube動画はこちらです↓↓
100均釣り竿の正しい使い道
今回イワナが釣れましたが、正しい用途ではありませんw
この竿はファミリーフィッシングで川に遊びに行った時に、「ちょっとお試しで釣り」するのに使うのが正しい使い道です。今回は釣っていませんが、「雑魚」と呼ばれる魚はこの竿でも十分です。釣りの入口としては、まあ良いのではないでしょうか。
そのままでは扱いづらいので、次のように工夫すればいいですよ~
- 仕掛けを竿と同じ長さにする
- ウキから針までの長さは、魚が良そうなところの深さにする
- 釣り道具をすでにお持ちの場合は、竿だけ利用する
※他のyoutubeを見ると、仕掛けは自前のものに取り換えていました。やっぱ皆扱いづらかったんですね。
おわりに
普通の釣り人は100均竿で源流に行こうなんて発想出てこないと思います。
なぜなら、効率が悪すぎるから。
せっかくの休日にわざわざ車で1時間、2時間かけて釣り場所に来て、手慣れた道具を持っているのに扱いずらく釣れにくい道具を使うなんてもってのほかです。アホデス。
「動画にしたい」という目的が無ければ100均の竿なんて一生買わなかったと思います。
今回、ナオクンの腕があれば釣れるだろうとは思っていましたが、本来のいつもの道具を使えば5倍、10倍の釣果が出たと思います。
ちなにみ、ナオクンが釣った魚の少なくとも1匹は餌無し=針のみです。やるじゃん!
僕の持論は、1に場所、2に腕、最後に道具です。ナオクンは見事にこれを体現しました。褒めてつかわす(^^♪