6フィートのロッド買うつもりないの?
本流メインなら考えるけど、僕らが行ってる川で6フィートいる?
いらんw
せやろ?今行ってる渓流なら今の長さで十分!
渓流ルアーのロッドの選び方
渓流ルアーでのロッドの選び方は、「どこで釣りをするのか」次第です。その次に使用するルアーの重さ、ロッドの形状、ロッドの重さが続くかなと思います。また、グラスロッドとカーボンロッドの選択は、何を目指すかによるかと思ってます。
僕らの動画でよく出てくる「源流域」「渓流」で釣りをするのか。それとも本流で釣りをするのか。これが何よりも重要。
狭い場所・障害物の多い場所ではショートロッドの有用性が勝ちますし、広い場所・障害物の無い場所ではロングロッドが勝ちます。
※ここでは、スピニングとベイトの両方のロッドを紹介しています。基本的に、ベイトロッドは型番に「B」が入っています。
選び方① ロッドの長さの目安
まず、どこで釣りをするかを考えて下さい。そうすると、長さの目安が分かると思います。
4フィート(約116㎝) | 源流・渓流 |
5フィート(約152cm) | 源流・渓流・本流 |
6フィート(約183cm) | 渓流・本流 |
源流しか行かないのなら4フィート、本流しか行かないのなら6フィート。でもなかなかエリアを絞れないと思いますので、メインエリアを中心に考えて下さい。別に4フィートで本流も出来なくはないですし、その逆も然り。
渓流メインなら4フィート後半のロッドが一番汎用性が高いと感じてます。
選び方② ルアーの重さ
次に重要なのは使用するルアーの重さ。必ず使用するルアーの重さに対応しているロッドを選んでください。
特に軽量スプーンを使いたい場合は、ロッドが対応するルアーウェイトをよく確認しましょう。ルアーが軽すぎて飛ばなかったり、竿先でルアーの動きを感じ取れないなど、釣りにならない事態に陥るかもしれません。
反対に、適応外の重たいルアーを使うと、ルアーがキビキビ動かない、ロッドがルアーの重さに負けて飛ばないなどの弊害が。ちなみに、僕は4gまで対応するロッドで6gのルアーをキャストしてロッドが折れたことがあります…
選び方③ ロッドタイプ(1/2/3/4ピース、振り出し竿など)
1ピースロッドが性能としては最も良いはず。つなぎ目がないので。
しかし、渓流ルアーでは「移動」があります。渓流・源流域では崖や岩を登ったり、山道を歩き続けるなどのシーンがあり、その際には邪魔にならないようにロッドケースに収納した方が良い場面が多いからです。
僕は、基本的には川に入るまでと帰りはロッドケースに仕舞います。また、高巻する時も仕舞うことが多いですね。
ですので、ロッドケースに収まるサイズに分かれているロッドや、振り出し竿(パックロッド)などがベターです。ただし、振り出し竿は先端が折れるリスクが高いので、扱いには要注意です。
↓1ピースロッド(ロッド本来のパワー)
↓4ピースロッド(携帯性抜群)
↓振り出し竿(竿先折れに注意)
選び方④ ロッドの重さ
ロッドの重さは馬鹿にできません。他の釣りのタックルと比べると、渓流ルアーのタックルは軽いので大した問題にならないと思うかもしれませんが、結構重要なのです。
なぜなら、渓流ルアーは手首を使ってキャストするから。しかも1日に何百回も。
そうすると、手首がかなり疲れるんですよ。重いロッドなら尚更です。
僕が普段使用しているロッドの重さは75gなのですが、たまに鱒レンジャーも使います。鱒レンジャーの重さは100gくらいらしいのですが、丸一日キャストすると体感的には倍以上の重さです。先日、管釣りで鱒レンジャーを使ったのですが、手首が疲れてしまって、途中で釣りを止めたくなりました。
選び方⑤ カーボンロッド/グラスロッド
あくまで僕の印象ですが、カーボンロッドとグラスロッドの優劣をつけるとこんな感じです。
カーボン | グラス | |
特徴 | 堅い | 柔らかい |
安さ | × | ○ |
軽さ | ○ | × |
キャスト精度 | ○ | × |
キャストのし易さ | × | ○ |
ルアーの動き | ○ | × |
感度 | ○ | × |
フッキング | × | ○ |
バレにくい | × | ○ |
遠投 | ○ | × |
折れにくさ | × | ○ |
大物への対応 | × | ○ |
カーボンロッドとグラスロッドの差違は、材質の違いに起因します。細かな説明は省きますが、カーボンロッドは軽くて堅い、グラスロッドは重くて柔らかいのです。
また、グラスロッドの中でもチューブラー(ロッドの中に空間があるタイプ)や、カーボンとグラスを組み合わせたコンポジットブランクなど、カーボンロッドとグラスロッドの中間に位置するロッドもあります。
カーボンロッドの方が高性能という印象はありますが、どちらにも長所があり、単純にどちらがいいのかは決められません。鱒レンジャーという格安ロッドが流行ったのも、グラスロッドならではの特性が評価されたからだと思います。
キャストのし易さついてはグラスロッドに軍配を上げましたが、カーボンロッドはアソビが少なく扱いが難しいと感じているからです。特にカーボンロッドのショートロッドでは堅さスペックがULであってもキャストの際のしなりが小さい!ただ、上手くなれば両者に違いはあまり無いと思いますが、初心者にとってはグラスロッドの方がキャストし易いと感じるのではないでしょうか。
ということで、これから渓流ルアーを始めるという初心者はグラスロッドが良いと思いますよ。何と言っても安いですし!また、キャストし易いのもポイント高いです。
↓鱒レンジャー(グラスロッドの代名詞)
※鱒レンジャーは「sp」はスピニングリール用、「ct」はベイトリール用です。
↓僕のタックル(カーボンロッド)
※スピニングリール用ですが、渓流ベイトフィネスで使ってます(;^_^A
中級者以上の方は、何を重要視するか次第です。個人的には、どちらも使った方がご自身のタックルバランスについて考える機会になって、釣りの腕が上がると思いますよ。僕がそうでしたので。
キャストを極めたいのならカーボンロッド、魚とのファイトを楽しみたいのならグラスロッドかな?北海道みたいに大物が頻繁に釣れるのならグラスロッドの方がいいのかもしれないですね。
選び方⑥ ロッドの堅さ
渓流ロッドの堅さは一般的に「M」「L」「UL」と表記されており、「M」「L」「UL」の順に柔らかいロッドとなります。
基本は、源流・渓流では「L」「UL」、本流では「M」「L」になるかと思います。なぜかというと、使用するルアー次第。軽いルアーは柔らかいロッドの方がキャストし易く飛びやすく、重たいルアーは堅いロッドの方がキャストし易く飛びやすい。
後は、使用するルアー次第です。例えば、ヘビーシンキングミノーは約5gですが、柔らかいロッドを使うとルアーがキビキビ動きません。となると、源流でも堅めのロッドの方が釣りを楽しめます。一方で、本流でも2,3gの軽いルアーを使いたいなら柔らかいULを選択することになります。
色々なルアーを使いたいのなら、源流・渓流では「UL」、本流なら「L」が良いと思います。
使用するルアーが限定的なら、重いルアー用の「L」、軽いルアー用の「UL」と分けてもいいですね。
ちなみに、ロッドが柔らかい方が「キャスト・ルアーアクションはフワッ」、ロッドが堅い方が「キャストもルアーアクションもキビキビ」と形容できると思います。
↓堅さ「L」。末尾のアルファベットは堅さ。