今回は川上村の上古多川(うえたこがわ)を攻めることに。この渓流は吉野川水系の最奥川の1つで、渓流釣りで人気のある源流ですが、サワートレッキング(沢登り)でもかなり有名どころだそうです。
検索すると「上古多川本谷 沢登り」が出てきます。かなり多くの人がネットにアップしており、沢登りの経路が事細かに調べることができます。
最近いきつけの川もスレて釣果が芳しくなくなってきたので、今回は新規開拓の一環で上多古川を攻めることにしました。ゴールデンウイーク中の平日です。
地図上の位置はおおよその出発地点です。
持参物
- ベイトフィネス(1.12mロッド、ベイトリール)
- ルアー(Dコンタクト50が中心)
- 帽子
- リュック
- ウェーダー
- レインジャケット
- 昼飯
- 携帯用ガスバーナー&ガス
- クッカー&風防
前半戦:上多古川 下流域
初めての川です。11時くらいからのスタートということで軽めにやるつもりで集落から少し走った場所から入川。渓相は美しく、砂利が多く川岸もそこそこに広いので釣りやすそうです。
GW中に降った雨で水量は少し増えている模様。本日の天気もあんまり良くないですが、平日ということで釣果は期待できるはず。
愛用のDコンタクト50をキャストしながら遡上していきますが、一向にチェイス無し。目に見える魚もほぼおらず、たまに見かけるのはアブラハヤという雑魚か今年生まれただろうアマゴの稚魚たち。
人気の川はゴールデンウイークにもなると釣りきられてしまうんですね。上流に上がるにつれてチェイスを見かけるようにはなりましたが、15㎝未満のアマゴたちしか見えません。
結局砂防ダムまで釣果0匹。アタリさえ無し。
後半戦:上多古川 中流域
正直、場所を移動を考えました。ただ、上流に行けば釣果は出るだろうという期待はあったので、そのまま継続です。
しかし、相変わらずアタリは少なく、チェイスがあっても1回しか追わない。ぽつぽつと釣れ始めましたが1時間に1匹かというくらいのペース。
雨雲も分厚く暗くなってきたので、昼食後には帰ろうかと思案。
でも、奥に行けば行くほど釣れる雰囲気が出てきたのでそのまま続行です。13時に昼食をとり、レインジャケットを羽織って再始動です。
基本的にはこのサイズ。15㎝前後。20㎝前後はなかなかお見えにならない。
今回の釣行で分かったことはこちら
- 絶対釣れるわ~っていうポイントは釣れない(釣られている)
- 小さなポイントもほぼ釣れない
- プールは釣れる可能性あり
- ルアーは激しく動かすよりもスローの方が有効
基本的に離れたところからのキャストを心掛けていますが、魚の警戒心は高く、思うような反応が得られません。1級ポイントなのにチェイスさえ無い状況もしばしば。チェイスがあっても小型魚なので、良いサイズのアマゴは釣られてしまっているか、警戒心が高く隠れてしまっているかのいずれかでしょう。
また、ヘビーシンキングミノーを使っているだけに、普段はトゥイッチを多用しています。しかし、反応が良くないのでプールになっているような長距離を泳がせることができるポイントは若干スローリトリーブ&ストップの繰り返しで反応が出るように。
最終的に高巻しなければ進めなくなる場所まで釣り上がって終了。午後3時半。谷上を見上げるとコンクリート状の何かが見えたので山肌をよじ登って林道に出て車へ。帰りは徒歩30分程度。沢登りポイントはもう少し上流かな?
釣果&上多古川の総括
釣果はアマゴ8匹。雑魚無し。最長25㎝、アベレージ15㎝未満。
また、ここで上多古川の総括を。1回しか行ったことがありませんので、あくまでも僕個人の他河川でのの経験に基づく主観ですので悪しからず。
上多古川の下流域(集落~砂防ダム下流)
釣り人がかなり入っているようで、解禁時期にいかなければ釣果はあまり期待できない。足場は良く、移動はしやすい。腰まで水に浸かる必要性はほぼない。
障害物も少なく、フライ・テンカラもやりやすい。
移動しやすいこともあり、1日に入れる釣り人は1組。先行者がいる場合は不可(釣りができる距離が短すぎる)。
すぐそばに道路があるので帰りは楽ちん。
↓僕の基本装備
上多古川の中流域(砂防ダム上流~高巻必須の滝)
下流より釣り人の数は少なく、ゴールデンウイークでも5匹前後は釣れそう。ただし、20㎝前後はなかなかお見えになられない。釣れ残った小型が中心。
渓相が少し厳しくなり、陸路のみでの遡上は困難。ウェーダー必須。一部、水に濡れながら滝をよじ登るか高巻が必要な箇所あり。
木々が上空を覆うポイントも増えるが、フライ・テンカラも一応可。
上流に向かって左側をよじ登れば林道(アスファルト)に戻れる(結構高くて危険)。
上多古川の上流域(高巻必須の滝上流~)
未知。行ったら追記します。