YouTube動画投稿にすっかりはまってしまった兄くんです。
皆さん、渓流ルアーでアマゴやイワナ釣れていますか?僕はというと、おそらく今年は500匹を越えます!行きすぎな気もしますが…
今回は初心者が釣れない理由第1位だと思う原因についてお話したいと思います!
それはずばり、
ライン巻くスピードが遅いから!
じゃあ早く巻けば良いという訳ではありませんが、多くの人の釣れない原因はこれだと思います。
※本当の1番は場所ですけどね。あくまでその人に起因する原因でお話しします。
これが原因で僕は釣れるようになるまで2年掛かった
渓流ルアー初心者だった頃を振り返って考えると、まさにこれでした。ラインの巻取り速度が遅すぎたんです。特に流れのあるところだと、ラインユルユルだったと思います。
なぜなら、早く巻くと魚が食い付くタイミングが無いと思っていたから。
多分、バス釣りや管理釣り堀のイメージが強かったのだと思います。バス釣りだとゆっくり近づいて、バグっと食べるイメージ。管理釣り堀だとゆっくりスプーンを巻きますしね。それらのイメージが強すぎて、ラインの弛みにも多少気付きながらも修正出来なかったんです。
恥ずかしながら、渓流ルアーを始めてからまともに釣れるようになるのに2年かかりました(-。-;
どれくらいの速度でリールを回せば良いの?
答えは、ルアーがアクションするスピードで巻く、です。どんな時でも。ルアーにはそれぞれ最適なスピードがありますので、まずはそのスピードを知ることが大事です。
ルアーの種類でざっくり言うとミノー系は早くスプーン、スピナー系はゆっくりとなります。
ルアーの最低限の速度は見た目でいい感じに動いていることではありますが、流れの中や深いところは見えませんよね?そのため、ロッドに掛かる「重さ」で判断します。
重さによるルアーの最低速度の調べ方。ゆっくり巻き始め、徐々にスピードを早めて下さい。ルアーにかかる水圧でロッドやハンドルに感じる重さに違いが出てきますので、重さが出始めて直ぐが最低限の速度です。
もちろん早すぎはNGです。
どこまで早巻きできるかは中級・上級者の域になりますので、まずは最低限の速度を理解することから始めましょう!
いつも同じ速度で巻くのはダメ!
ダムや池、海なら決まった速度を覚えればいいですが、渓流は流れがあります。しかも早い!そのため、流れに合わせて巻くスピードを変えなければなりません。いつでも同じスピードはダメなんです。
上流から下流にルアーを通す場合は「早すぎかな?」と思うくらい早巻きしましょう!自分の感覚では遅くなる可能性が高いので、あくまでも「重さを感じる」速度で巻きます。
ルアーの重さが感じられない場合は?
渓流ルアーは軽いのでルアーの重さは感じ取りにくいですよね。まずは流れの無い場所で練習して下さい。それでも分からない場合は、道具の見直しが必要です。
①ラインを見直す
使用しているラインはナイロンですか?PEですか?
ナイロンは伸びやすく、伸びる事でルアーの重さが分散してしまい、重さが分かりにくいです。PEは伸びませんので、ルアーの重さがハッキリと感じ取れます。
こうした特性がありますので、ナイロンラインを使っている場合はPEラインに変えてみましょう。
ちなみに、ラインの太さは0.8号くらいでOKです。細過ぎだとライントラブルが多いですし、ラインブレイクしてルアーロストも多発するので、初めはこのくらいの太さでいいですよ。
②ロッドを見直す
柔らかいロッドはルアーの重さが感じ取りにくいです。竿がしなる事で重さが分散しますし、曲がる事で手元に重さが加わるまでにタイムラグが生じるからです。
また、ロッドが重いとルアーの重さが分かりづらいです。という事で、ティップ(穂先)が硬めで軽いロッドを選んで下さい。
③リールを見直す
リールが重い場合も同様に分かりづらくなります。スムーズにハンドルが回らないのも良くないですね。
軽いリールを選んだり、リールメンテナンスをしてみて下さい。
まあ、ロッドやリールについては、よほど場違いな装備でない限り見直す必要はないかと思います。青物用のジグキャストができるロングロッドや投げ釣り遠投用の馬鹿でかいリールとかね。基本的にラインを見直せば大丈夫かなと思います。
上手い人と同じスピードでリール巻いてもダメな場合はリールを買い替えた方が◎
上手な人の真似をしてもルアーがいい感じに動かない、ルアーの重さを感じない方は、使用しているリールが違うからです。
ここで言う違いは、品質ではなくてラインの巻取り量です。
リールハンドルを1回転させた時に巻き取れるライン量はリールによって違います。この違いを分かっていないと、いくら真似しても結果が出ない泥沼にハマってしまいます。
例えば、1回転でラインを40cm巻けるリールを使っている場合。参考にしようとしている人が80cm巻けるリールを使っていたら…同じ速度を出すためには2倍の速さでリールを巻かなければなりません。これは少し極端な例ですが、古いリールを使ってる場合やローギアと呼ばれる一巻き量の少ないリールの場合は似たような差があります。
最近の渓流ルアーではハイギアのリールを使用している人が多いです。大体、一巻きで70〜80cmです。つまり、誰かのマネをするならハイギアのリールが必要な場合が多いということ。
ローギア、ハイギアって何だ?となった人は、自転車を思い浮かべて下さい。1速だとペダルは軽いけどあまり進まない。5 速だとペダルは重いけどいっぱい進む。リールの1速はローギアでライン巻取り量は少ない、5速はハイギアでライン巻取り量は多い、です。
ぜひ一度、ご自身のリールについて調べてみて下さい。カタログで巻取り量を確認します。巻取り量が出ていない場合も多いですが、その場合は実際に測ってみましょう!ちなみに、リールに巻いてあるラインの量で巻取り量は変わります。参考にしている人がリールのスプールを交換していても変わります。そのため、あくまでも目安として考えてくださいね。
おすすめのライン
PEラインは岩に擦れて切れやすいので、少々お高いですが8本編みのものを選びましょう。太さは0.8号あたりが良いかと思います。僕は0.5号を使っていましたがライントラブルが多くて。しかもラインブレイクでルアーロストも頻発してました。最近はかなり減りましたが…
おすすめのリール
リールは必ずハイギアモデルを選びましょう!メーカーによって違いますが、巻取り量が70㎝以上あるものがお勧めです。
ベイトリールなら、からり軽いダイワのアルファスairTWがお勧め!僕はこの左ハンドルモデルを使用しています。性能もいいですし、値段もベイトリールにしては安い方かな?
最近流行っている丸型ベイトリールはかなり重いです。ただ形はかなりカッコイイ!釣りを楽しむならアルファス、見た目にもこだわりたいなら丸形リールを選びましょう!
スピニングリールは、あまり高価なものでなくても大丈夫です。2000番台、ハイギアモデルから選びましょう。