渓流・トラウトルアーに迷ったらこれ!初心者は買うべきヘビーシンキングミノーはスミス社のD-コンタクト

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釣り道具

渓流でルアー釣りしている人は年々増えていますね。ユーチューブでもかなり動画が上がっています。そんな中、これからトラウトルアーデビューする方や、なかなか成果が出ないという方にお勧めのルアーはスミス社のD-コンタクト50です。

DUO社のスピアヘッドリュウキやダイワ社のシルバークリークミノー、スプーンやスピナーなど色々なルアーを使ってはいますが、D-コンタクトの釣果は圧倒的!まあ、D-コンタクトばかり使っているというのもありますが…

正直、他のルアーよりも高価です。でも、安くて釣れないルアーで時間を浪費するよりも高くて釣れるルアーを使った方が釣果はもちろんですし腕も磨くことができますよ。

また、ここでは渓流・源流を想定しています。いわゆるネイティブトラウトです。放流モノも対象です。管理釣り場ではD-コンタクトは場荒れしすぎるのでスプーンやエリアトラウト用と銘打ったルアーの方がいいですよ。

対象魚はアマゴ/アメゴ・ヤマメ・イワナ(天魚/雨魚、山魚、岩魚)などトラウト全般で、想定サイズは10~40㎝です。40cmオーバーならD-コンタクト72など大きなサイズが良いと思います。

D-コンタクト50はこんな川で使います
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D-コンタクトはこんなルアー

株式会社スミスが発売しているルアーです。スミス社はルアーやロッドなどの製造・輸入会社だそうで、このD-コンタクトは自社開発だそうです。開発秘話に目を通しましたが、渓流ルアー釣りをよく知っている方が更によく釣れるルアーを作ったということが分かりました。

発売は2003年。その後、「Dの系譜」という肩書でD-コンタクト63、D-コンタクト72、D-コンタクト85、D-コンタクト110、D-インサイト、D-コークス、D-コンセプトなどが発売されています。どれも釣れるルアーですが、今回おすすめするD-コンタクト50が一番汎用性の高い、つまり、一番使えるシーンが多いルアーと思います。

ルアーカテゴリーは「ヘビーシンキングミノー」。重くて(ヘビー)沈む(シンク)ミノーです。同サイズのミノーに比べて重く、何もしなければ浮かずに沈んでいくルアーです。もちろんジグよりは軽いです。元々「シンキングミノー」は市場にありましたが、それよりも重たいため早く沈むことが特徴です。

D-コンタクトの基本スペック

D-コンタクトはサイズ展開されていますが、スタンダードで最も売れている5㎝サイズを紹介します。

項目D-コンタクト50
長さ50㎜
重さ4.5g
タイプヘビーシンキング
フックサイズD-コンタクトフック #12
値段1,600円+税

長さについては渓流ミノーでは標準的。

重さは3g前後が多い中での4.5gですのでかなり重い方です。

お値段は…高いですね。1,000円前後のものが多く、ライバルルアーのスピアヘッドリュウキ50sが税込み1,200円前後で手に入ることを考えると高価なルアーですが、その価値は十分にあります。

また、カラーバリエーションは豊富です。どのカラーにするか迷うと思いますが、とりあえずは釣れそうと思ったカラーでいいと思います。僕はこれまで15種類前後試していますが、どの色でも釣れます。

その中でもよく釣れている印象はこちらのルアーです。購入の際には参考にしてください。

  • 08 ヤマメレザー
  • 28 アカグロ
  • 29 クロアカ
  • 32 チャートヤマメ
  • 38 アユパール

ちなみに、派手な色の方がやりやすいです。どこにルアーがあるか確認できますし、動き方もよく見えます。川に落としてしまった時も見つけやすいです(経験談)。

アユカラーとアマゴ

初心者にお勧めする特徴① 慣性スライドで短い距離で多くのアクションが可能

D-コンタクトはめちゃくちゃ動きます。軽くしゃくるとルアーは大きく傾いてお尻を振りながら泳ぎます。また、動きは直線的で、大きく左右に行ったり来たりではありません。そして一般的なルアーだとルアーアクションを付けると大きく前進するものが多いですが、このルアーは短い距離でたくさんアクション出来ることが特徴となります。

それを生み出しているのが慣性スライドです。車がカーブを曲がるときに車のお尻がすべることがありますよね?あれです。D-コンタクトはルアーの後ろ側に重心があるのですが、水圧でルアーにブレーキがかかった時にルアーのお尻は慣性の法則を保ったまま前方向に飛び出しやすくなっているんです。

D-コンタクトの外観を見るとへの字になっていてお尻に向かっていくにつれて細くなりますが、お尻側に重心が来るように設計されています。そのため、お尻側の慣性を殺さず大きなルアーアクションが生まれています。

文字ばかりで申し訳ないですが、普通のフローティングミノーやサスペンドミノーを思い浮かべて下さい。ラインを巻くのを止めたり、しゃくるとルアーの姿勢は変化せずに止まりますよね。D-コンタクトはそこからお尻が慣性の法則に従ってもう1アクションするんです。しかも短い距離で。そのため、アピール力抜群のルアーとなっています。

初心者にお勧めする特徴② とにかく飛ばせるから魚の警戒網に引っ掛からない

僕は餌釣りの渓流釣り歴30年を超えています。一応30歳台です。プロ級とは言いませんが、アマゴ釣りにはある程度精通しているつもりです。

そんな僕が一番伝えたいのは、渓流釣りは魚に「警戒心を持たせるな」です。魚は警戒するとびっくりするほど釣れなくなります。逆に警戒していない魚は簡単に釣れます。

そのため、できるだけ魚からこちらの姿は見えないようにするべきです。

となると、川からできるだけ離れて魚を狙うことになりますが、ルアーが飛ばなければ川に近づくしかありません。

D-コンタクトは同じサイズの他ルアーよりも重く、飛距離が出ます。また、ルアーを投げた時はお尻から飛んでいきますよね?このルアーはお尻側に重心があり、かつ後方に向かって細くなりますので更に飛びやすく、比較的風の影響を受けずに真っすぐ飛ぶことができます。

僕は川岸から20m以上離れてキャスティングすることも普通にありますし、50m離れているポイントに近づかずに攻めることもあります。警戒心の高い魚を釣るためには長距離レンジのルアーは非常に有効なのです。

ウグイカラーとイワナ

初心者にお勧めする特徴③ 水深の浅いところも深いところも攻める

表層を攻めるならフローティングミノーなど。深層を攻めるならバイブレーションや大型リップのミノーなど、ルアー釣りは水深を意識してルアーをチェンジします。

いちいちルアーチェンジするの面倒くさくないですか?渓流でのルアー釣りは「釣り歩く」釣りです。管理釣り堀では移動が難しいので頻繁にルアーチェンジしてヒットルアーを探す釣りですが、渓流では釣れる魚を探す釣りになりますので、すぐに見切って違う場所を捜し歩く方が釣果は伸びます。

D-コンタクトは沈むルアーです。着水後すぐに巻き始めれば表層を狙えますし、沈む時間によって中層・深層も狙うことが可能です。「ヘビーシンキングミノー」ですので通常のシンキングミノーよりも早く沈み、そのおかげで短時間で様々なレンジを狙うことが可能です。ちなみに、底まで沈めてボトムノックスイマーの様な地面をはねる動きも可能です。

リトリーブ、トゥイッチトゥイッチ、ロッドティップの位置を工夫することで簡単にレンジコントロールができます。竿を立てて早く巻けば表層を、しっかり沈めれば深層を、トゥイッチを入れることで泳ぐレンジをコントロールするなど自由に攻めることができます。そのお陰で、このルアー1つでも「攻めきれなかったな~」と思うことは少ないですよ。

初心者にお勧めする特徴④ 下流に向かってルアーを投げること(ダウンストリーム)も可能

渓流釣りの基本はアップストリーム(アップクロス)です。上流に向かってルアーをキャストします。理由は下流側から狙う方が釣れるから。魚は基本的に上流に向かって泳いでますよね?上流から流れてくる餌を待っているんです。つまり、上流から狙うと魚からバレバレで警戒心が高まりやすく釣れにくくなるんです(渓流の基本は、川の横~後方からキャストする)。

そういう事情もあり、ほとんどのルアーはアップストリームを前提として設計されています。下流に向かって投げるダウンストリーム(ダウンクロス)では十分にルアーの性能を活かせないんです。流れに逆らってのリトリーブだと、どうしてもルアーは浮きやすくなりますので、トゥイッチなど上下の動きを付けると川からルアーが川から飛び出してしまします。

D-コンタクトはその重さ・形状から飛び出しにくくなっていますので、どの方向からも攻めることができます(とはいえダウンストリームではそもそも釣れにくいですが…)。

初心者にお勧めする特徴⑤ 動きが多彩で奥が深い

D-コンタクトは様々な動きを付けることができます。ルアーの重さ+慣性スライドをうまく組み合わせることによって魚の反応する動きを探すというのもこのルアーの魅力です。

巻く速さ(リトリーブ速度)、しゃくるタイミング(トゥイッチ)、流れの早さに応じて待機時間を変えたりテンションを強めたり弱めたり。

多彩な動きが可能なルアーだからこそ、上達の伸びしろがめちゃくちゃあるルアーと感じています。シーンに応じてルアーを使いまわすことができることも格好いいですが、どんなシーンでも1つのルアーで釣れるのも格好いいと思いますよ。

僕はこのルアーでルアー釣りのレベルを上げ、他のルアーは徐々にという形を取っています。餌釣り歴ばかりが長いので、ルアーフィッシングレベルは低いんですよね。弟はルアー歴30年近いのでトラウトルアーも余裕で成果でてますが…

ボロボロのアユカラーと新品のD-contact

まずはD-コンタクトから始めよう。他のルアーは不要です。

上記①~④の特徴を見てもらえれば分かると思うんですが、このルアー1つで渓流ルアー釣りは完結してしまうんですね。飛距離、水深、アップクロス、ダウンクロス。攻めれないゾーンが無いというくらい広い攻撃範囲を持つルアーです。

色んな種類のルアーを買いたくなりますが、D-コンタクトだけあれば大丈夫です。ほんまに。だって釣れるから。

せっかくの休日に遠くまで来て何も釣れずに帰るのは辛いですよね。「坊主やったけど景色良かったし空気美味しかった」なんて負け犬の遠吠えです(いや、そんなことはないですが…)。

僕はなかなか釣果が出ない中でD-コンタクトと出会い、それから嘘のように釣れるようになりました。そして、釣れるようになるとルアー釣りも上達したようで、他のルアーでも成果がでるようになりました。釣れることによって、どの場所で、どういう動きのルアーに反応するかが分かってきたからです。

他のルアーよりも少し高価ですが、その価値は十分あります。まずはD-コンタクトで腕を磨いて、そして他のルアーにステップアップ(?)してみてはいかがでしょうか。

※D-コンタクト50は人気のルアーです。そのため、売り切れのカラーが続出しています。欲しい色の在庫があればまとめ買いしたほうがいいかもしれません(あんまり買わないでね。僕も買うんで)。ちなみに僕はというと、欲しいと思った色を1つずつまとめ買いしています。

明るいカラーが欲しかったのに売り切れ…
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