冬の海釣りの防寒装備【初心者&中級者向け】〜防波堤では何よりも足を温めろ!〜

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11月頃からの海釣りは寒さとの戦いでもあります。

釣り師には「寒いから家でお休み」なんて発想は無いのですw

と言うのは言い過ぎですが、寒い季節しか釣れない、寒い季節ほど釣れるなどの理由で頑張っちゃうのが釣り人というもの。

でもやっぱり寒いのは嫌なわけで、思い思いの防寒着を装備して出かける訳です。そこで、みなさんに防寒のアイディアを少しでも提供できればと思います。

ちなみに、クリスマスシーズンにツレと大阪湾でタチウオ釣りに出かけたところ、夜中12時の時点でツレは寒さでギブアップしました。せっかくの釣りが寒さでお終いになるなんて少し勿体無いですね。

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【全ての釣り人へ】

寒いと感じるのは、体から発生する熱以上に外気が寒いためです。心臓一個の熱源では追いつかないんです。ルアーやワインド釣りなら体を動かすので多少はマシですが、ウキ釣りなど「待ち」の釣りでは体温が低下する一方です。

そこで、肉体以外の熱源を用意することをお勧めします。

カイロ

鉄と酸素の化学反応のアレです。消耗品ですので勿体無いと思う方もいると思いますが、ケチらず使いましょう。夜釣りのケミホタルみたいなもんです。必要な出費と捉えてください。冬場に釣りをするなら釣り道具に靴下のカイロを常備してくださいね。

僕の中でカイロの優先順位があります。

  • 1位:靴下カイロ
  • 2位:貼るカイロ
  • 3位:普通のカイロ

1位は最も防寒装備が疎かになる足元対策です。防寒ブーツがあれば2位でもいいですが、雪国以外の人は防寒ブーツなんてほとんど持っていないでしょうしね。

体は末端から冷えていきます。そして際たる部位が足です。冷たい地面に接している足元は、靴を通して熱を奪われ続けていきます。そして冷えた足元の血液が全身を流れる事で体温を下げ続ける事になるんです。

そこで靴下カイロの出番です。特にかじかみやすい指先の裏にカイロを貼ります。地面との距離が長くなる事で防寒対策になりますし、体も温めてくれます。

2位の貼るカイロは服の中に貼るためです。このカイロのメリットは好きなところを温めることができる事です。僕は腰に貼りますが、首、お腹、内太ももなど自由に決めてください。その時に一番温めたいところでいいです。普通のカイロだとポケットとか場所が定まるところにしか忍ばすことができないですからね。位置を決められる貼るカイロはとても有用です。

3位の普通のカイロはポケット専用です。指先を温める用ですね。太ももに指を挟んだり服の中に手を入れたりしてもある程度は暖を取れますし、貼るタイプのカイロのシールを剥がさなければポケットに入れて同じ用途で使えますので、僕の中では優先順位は低いです。ただ、靴下カイロが尽きた場合は靴に入れたりもします。

魔法瓶で温かい飲み物を

体の中から温めるのも手です。一番手っ取り早いのは魔法瓶。

アウトドアで人気のスタンレーの魔法瓶。口が大きく氷を入れやすいので夏場でも活躍できます。

こちらの商品のようにコップタイプがベスト。熱い飲み物を直接飲むのはヤケドの危険が!ただ、夜釣りだとコップを紛失してしまう恐れがありますので、すぐ飲める分だけを入れるのがコツ。

また、冬場にたくさん水分を取るとトイレが近くなりますので、あまり大きなものでなくても大丈夫です。300ml~500mlくらいのサイズでいいかと思います。

【初心者向け】手持ちの装備で工夫

晩秋~冬~早春に「釣りに連れて行ってやるよ!」と誘われた初心者の方、とりあえず家にあるもので頑張りましょう!

とりあえず厚底の靴をチョイス。カイロでも述べた通り、地面からの熱の強奪を甘くみてはいけません。

NGなものは革靴、メッシュ、サンダルです。釣り場の足元は汚れやすいので革靴は論外。高い靴ももちろんNG。メッシュやサンダルなど外気が足に触れやすいものもダメですよ。

靴下

とりあえず二重に履きましょう。三重でもいいくらい。スキー・スノボ用のものがあれば尚良しです。

下半身

まず密着タイプを履きましょう。タイツやスパッツ(パッチ)ですね。次に長ズボン、そして最後に長ズボン。それぞれに役割があります。

まずタイツやスパッツ(パッチ)ですが、少しでも熱を体に留めておくために履きましょう。スパッツの足元は靴下の中にいれましょうね。

その上に長ズボン。分厚く空気を留めておける起毛タイプのものがベスト。僕はスウェット系が多いですね。

そして最後にも長ズボン。風を通さないウインドブレーカー系の素材がGOODです。ズボンの中の温かい空気を逃さないためでもありますし、冬場の防波堤は風が強いため、外的要因から熱を奪われないためでもあります。

上半身

下半身と同じく3段構え+αです。持っている服の防寒能力によって着込んでください。また、ハイネック、襟付きの服がお勧めです。

まずはインナー。ユニクロのヒートテックや類似品を着ましょう。僕は2枚は着ます。

その上に2枚目。下半身と同じく起毛系で空気をとどめておけるタイプの素材をチョイス。フリースがお勧めです。

ここで+αとしてユニクロのウルトラダウンを紹介しておきます。収納・携帯性に優れていますので僕は温度調節要員として常に持っています。暑ければ脱ぐ、寒ければ着るという具合です。

アウターはやはりウインドブレーカー系の素材をチョイス。防水性の高いものだと風も通さないだけでなく天気が悪くても対応できるのでお勧めですね。ダウンって結構あったかいですが、割と風が抜けちゃうんですよね〜安物は特に。理想はダウンの上に防水アウターを着込めば最強なのですが、モコモコのダウンの上に着れるほど大きい防水アウターは持っていないので、僕はダウンの下に防水アウターを着る事もあります。

いずれにせよ、手持ちの装備ではモコモコの超ダサい格好になることを覚悟してください。

あと、スキーウェア・スノボウェアもお勧めですよ!なんと言っても、雪山で過ごせるほどの防寒性能を持ち合わせていますし、防水機能も多少はありますので。

カイロ&ポケットで耐えるか、ボロボロになってもいいなら手袋をはめるか。スピニングリールを使う場合はキャスト時に指を掛けないとならないので、手袋の人差し指部分の先を切るという方法もあり。

ただ、エサ釣りの場合は餌を手に持たないとならないので、手袋は汚れまくりです…

強いて言えば軍手でしょうか。親指、人差し指、中指の指先は切って使います。

まあ、なくても何とかなります。僕はカイロ&ポケットでしのいでいました。

ネックウォーマーやマフラーをしましょう。マフラーは服の中にしまってください。引っ掛かると危ないので。

耳を隠せるタイプの帽子、または耳あてを用意しましょう。まず耳は守ってください。

釣り専用の最高峰の服はこれ

釣り具メーカー大手のダイワとシマノの最高級品はこちら。必要なスペックは全て持っているので、お金に余裕のある方はこちら。

僕が買うことは一生無いきがしますw

釣り専用モデルは確かに機能は良いですが、これで街中を歩くのはちょっと…

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